薬疹
TEN SJS
TEN
罹患患者: 年長の患者
患者の病歴: 薬物の使用
表皮内裂隙(水疱形成)の高さ: 表皮と真皮の境界または基底細胞の高さ
スティーブンス-ジョンソン症候群(SJS), 中毒性表皮壊死剥離症(TEN)
スティーブンス-ジョンソン症候群は粘膜の侵されるのが特徴であり,SSSSでは粘膜は侵されない。
スティーブンス-ジョンソン症候群および中毒性表皮壊死剥離症は重症の皮膚過敏反応である。薬剤,とりわけサルファ剤,抗てんかん薬,抗生物質が原因として最も多い。斑が急速に拡大して融合し,表皮の水疱,壊死,剥離を来す。診断は,通常,初期病変の臨床像および臨床症状全般から明らかである。治療は支持的に対処する;コルチコステロイド,シクロホスファミドなどの薬剤を試みてもよい。予後はこれらの疾患がどれだけ迅速に診断され治療されたかに左右される;死亡率は40%に達することもある。
スティーブンス-ジョンソン症候群(SJS)と中毒性表皮壊死剥離症(TEN)は分布を除けば臨床的に類似している。広く承認されている定義によれば,変化が体表面積の10%未満ならSJSで,30%を超えればTENである;体表面積の15?30%が罹患していればSJS-TENのオーバーラップと考える。
DIHS
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薬剤性過敏症症候群とヒトヘルペスウイルス6.pdf