【物理】
1 誤。活性化エネルギーは、反応物の有するエネルギーと遷移状態におけるエネルギーとの差に相当し、遷移状態を過ぎると生成物が生じる。正反応の活性化エネルギーはE1であり、逆反応の活性化エネルギーはE2である。
2 誤。活性化自由エネルギーΔ‡Gは、遷移状態になるまでの自由エネルギー変化であり、本問の図に示すことはできない。活性化自由エネルギーΔ‡G、活性化エンタルピーΔ‡H、活性化エントロピーΔ‡S、絶対温度Tにより次式で表される。
ćG=ćH-TćS
3 誤。活性化エンタルピーΔ‡Hは、遷移状態になるまでのエンタルピー変化であり、活性化エネルギーと同等のエネルギーである。
4 誤。活性化エントロピーΔ‡Sは、遷移状態になるまでのエントロピー変化であり、図に示すことはできない。
5 正。反応熱ΔHは、反応物の有するエネルギーと生成物の有するエネルギーとの差(E3)に相当する。本問において正反応は発熱反応(ΔH<0)、逆反応は吸熱反応(ΔH>0)である。