【病態】
1 誤。C型肝炎は、C型肝炎ウイルス(HCV)の感染により発症する。予防法として、歯ブラシ、カミソリなど血液が付いている可能性のあるものを共用しない等の処置が必要である。
2 誤。デング熱は、フラビウイルス科フラビウイルス属に属するデングウイルスの感染により発症する。蚊によって媒介されるため、予防法としては熱帯や亜熱帯地域での原因ウイスルのばく露を避けることが必要である。
3 正。インフルエンザは、インフルエンザウイルスの感染により発症する。予防法としては、普段から皆が咳エチケットや、くしゃみを他の人に向けて発しないこと、できるだけマスクをすること、手のひらで咳やくしゃみを受け止めたときは、すぐに手を洗うことなどである。
4 誤。日本脳炎は、日本脳炎ウイルスの感染により発症する。コガタアカイエカによって媒介されるため、予防として、農村部ではできる限り長袖、長ズボンを身につける、露出している皮膚への蚊除け剤を使用することなどが必要である。
5 正。O-157感染症は、腸管出血性大腸菌O-157の感染により発症する。予防法としては、サルモネラや腸炎ビブリオなどの食中毒菌と同様に、手洗いや加熱、消毒などが必要である。