正解は1、4

解説

【実務】
1 正。保健機能食品は、特定保健用食品と栄養機能食品のことである。Aに含まれるキトサンは保健機能成分であるが、特定保健用食品は原則として個別許可型であるため、商品ごとに許可を受ける必要がある。Bに含まれるビタミンCは、国の公示した基準(下限値24 mg-上限値1,000 mg)を満たしているため、個別の審査を受けることなく栄養機能食品として販売可能である。
2 誤。青汁には多量のカリウム(K)が含有されているため、腎疾患等でKの制限がある場合は摂取によりKが停滞し、高K血症を引き起こすため、禁忌である。
3 誤。多量に摂取すればするほど健康増進効果が強く現れるわけではなく、過剰摂取は健康障害の原因となることがあるため、過剰に摂取しないように説明する。保健機能食品には必ず注意喚起表示が記載されている。
4 正。キトサンは保健機能成分であるため、Aは特定保健用食品である。栄養機能食品の対象となる栄養成分は、5種類のミネラルとビタミンKを除く12種類のビタミンであり、BはビタミンCが規格基準(24-1,000 mg)を満たしているため栄養機能食品である。
5 誤。青汁には葉酸が含まれており、妊娠3ヶ月以内や妊娠を希望する女性にとって、適切な量の葉酸摂取は神経管閉鎖障害をもつ子供が生まれるリスクを低減する可能性がある。ただし、過剰摂取による健康障害を起こさないためには適正な量を摂取するように説明する。