正解は1、3

解説

【実務】
 本問題において、薬剤師による初回面談の際に説明すべき副作用として、高血圧及び下痢があげられる。
 レジメンに含まれている薬物のうち、ベバシズマブは、重大な副作用として高血圧性脳症、高血圧性クリーゼ(急激な血圧上昇により脳、心臓、腎臓などの機能に障害が起きること)があり、痙れん、意識障害、視力障害などが現れた場合には、直ちに医師に連絡するよう指導する。
 フルオロウラシルは、重大な副作用として激しい下痢が現れ、脱水症状まで至ることがあるので、汗をかく、吐き気、激しい腹痛、水のような便などの症状が現れた場合には、直ちに医師又は薬剤師に相談するよう指導する。また、イリノテカン塩酸塩水和物の重大な副作用にも高度な下痢があり、吐き気、激しい腹痛、頻回の下痢、水のような便などの症状が現れた場合には、直ちに医師又は薬剤師に相談するよう指導する。

ベバシズマブ(Bevacizumab);アバスチン.血管内皮細胞増殖因子(VEGF)に対するモノクローナル抗体

イリノテカン塩酸塩水和物:カンプト

レボホリナート:ロイコボリン

フルオロウラシル:5-FU