【衛生】
1 誤。フェナセチンのO-脱アルキル化は、シトクロムP450による代謝の寄与が大きい。
2 誤。N-アセチルアミノフルオレインのN-水酸化は、シトクロムP450による代謝の寄与が大きい。
3 誤。パラチオンの酸化的脱硫化は、シトクロムP450による寄与が大きい。
4 誤。四塩化炭素の還元的脱ハロゲン化は、シトクロムP450による寄与が大きい。
5 正。エタノールの酸化は、約80%が細胞質でアルコールデヒドロゲナーゼ(ADH1B)によりアセトアルデヒドに代謝される。更にアセトアルデヒドはミトコンドリアでアルデヒドデヒドロゲナーゼ(ALDH2)により酢酸へ代謝される。シトクロムP450は、特に大量の飲酒時にエタノールの代謝で誘導されるため、寄与は小さい。