【実務】
1 正。VASは、広く用いられる痛みの評価法の1つである。長さ100
mmの水平な直線上の左端を「痛みなし」、右端を「最悪の痛み」としたものを患者に見せて、現在の痛みがどの程度かを指し示してもらう方法である。
2 誤。FPSは、痛みの程度を表した顔の中から、患者に自分の痛みに一番合う顔を選んでもらう方法である。3歳以上の小児で有用とする報告がある。
3 誤。NRSは、痛みを0(痛みなし)から10(最もひどい痛み)までの段階の数値で表し、患者に自分の痛みを数値で示してもらう方法である。
4 誤。VRSは、痛みを「0:全く痛みがない」から「3:耐えられない痛みがある」などの3〜5段階の言葉で表現し、患者に選んでもらう方法である。
5 誤。MMSEは、認知機能検査であり、時間の見当識、場所の見当識、3単語の即時再生、計算、3単語の遅延再生、物品呼称、文章復唱、3段階の口頭命令、書字命令、文章書字、図形模写の計11項目から構成される30点満点の認知機能検査である。