正解は 3、4

解説

【実務】
1 誤。プレドニゾロンの糖新生促進作用等により血糖値が上昇し、糖尿病が増悪するおそれがあるため、本患者への処置として適切ではない。
2 誤。ブドウ糖の静脈内注射により血糖値が上昇し、糖尿病が増悪するおそれがあるため、本患者への処置として適切ではない。
3 正。ケトアシドーシスの初期治療は、十分な輸液と電解質の補正及びインスリンの適切な投与である。体重の変化から脱水の程度を大まかに推定し、生理食塩液の点滴静注を行うため、本患者への処置として適切である。
4 正。ケトアシドーシスの初期治療では、インスリンの投与が重要であり、速効型インスリンを少量持続静注するなどの処置を行う。
5 誤。アドレナリンは肝におけるグリコーゲン分解の促進や、インスリン分泌の抑制により、血糖値が上昇し、糖尿病が増悪するおそれがあるため、本患者への処置として適切ではない。