正解は 5 R-CHOP療法によりHBVが再活性化した可能性が高い。

解説

【実務】
 R-CHOP療法は、非ホジキンリンパ腫に使用される、リツキシマブ、シクロホスファミド水和物、ドキソルビシン塩酸塩、ビンクリスチン硫酸塩、プレドニゾロンの併用療法である。リツキシマブにはB型肝炎ウイルスキャリアにおける劇症肝炎について安全性速報が発出されている。本患者は10年前にHBc抗体陽性を指摘されていることより、B型肝炎ウイルスキャリアであることが推測される。リツキシマブの投与により、HBV(B型肝炎ウイルス)が再活性化した可能性が高い。

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