【薬剤】
腸溶性製剤は、有効成分の胃内での分解を防ぐ、又は有効成分の胃に対する刺激作用を低減させるなどの目的で、有効成分を胃内で放出せず、主として小腸内で放出するよう設計された製剤である。
1 不適切。腸溶性製剤は、有効成分の胃内での分解を防ぐことができる製剤である。
2 適切。腸溶性製剤は、有効成分を胃内で放出しないように設計されているため、胃に対する刺激作用を低減することができる。
3 不適切。腸溶性製剤は、胃内と小腸内におけるpHの違いを利用して有効成分を放出する製剤である。
4 不適切。腸溶性製剤を製するには、通例、酸不溶性の腸溶性基剤を用いて皮膜を施す。ペプシン分解性の基剤は胃溶性製剤に用いられる基剤である。
5 不適切。腸溶性製剤は、有効成分の放出開始時間を遅らせた放出調節製剤である。
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