【衛生】
1 誤。65歳以上を対象とした肺炎球菌感染症の予防接種は、予防接種法におけるB類疾病に分類されている。高齢者の肺炎球菌ワクチン接種は、未接種の場合に限り、65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になるいずれかの年度で定期接種として1回接種する機会が設けられている。
2 正。ポリオ(急性灰白髄炎)ワクチンは、以前は単独で定期接種されてきたが、2012年(平成24年)11月より4種混合ワクチンであるDPT-IPVとして定期接種されるようになった。DPT-IPVはジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオの予防に用いるワクチンである。
3 誤。麻疹・風疹混合(MR)ワクチンは、1回接種では免疫獲得が不十分な場合が多く、また自然感染しても十分な免疫が得られにくいため、予防接種法に基づく定期接種では、第1期(生後12ヶ月から24ヶ月)及び第2期(5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学前の1年間)の2回接種を行う。
4 正。水痘は2014年(平成26年)10月より予防接種法におけるA類疾病に追加され、水痘ワクチンとして弱毒生ワクチンを生後12ヶ月 -
36ヶ月までの期間に2回接種する。
5 誤。インフルエンザ菌b型(Hib)感染症に対する予防ワクチンは、Hib(ヒブ)ワクチンである。インフルエンザに対する予防ワクチンは、インフルエンザHAワクチンである。いずれも不活化ワクチンである。
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