正解は 1、2

解説

【実務】
1 正。抗菌薬を服用する際は、耐性菌の出現を防ぐため、症状の有無にかかわらず医師の指示なしに服用を中断しないよう説明する。
2 正。小児(特に乳幼児)においてピボキシル基を有する抗菌薬の投与により、低カルニチン血症に伴う低血糖が現れることがあるため、痙れん、意識障害などの低血糖症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う必要がある。そのため直ちに受診するよう説明する。
3 誤。3歳未満に本剤を1回6 mg(力価)/kgを1日3回投与した場合、下痢・軟便の発現頻度が高いため、これらの症状が認められた場合には症状に応じて対症療法などの適切な処置を行う必要がある。
4 誤。本剤の服用により尿が赤くなるという報告はない。なお、β-ラクタム系薬において、尿が赤色を呈すると報告されているのは、セフジニルなどである。
5 誤。本剤は添加物として甘味成分を含むが、成分自体が苦味をもつため、口に残ると苦みを感じる場合がある。