正解は 5 HBs抗体は肝炎の病態が終息した後に上昇する。

解説

【病態】
1 誤。HBワクチンは、中和抗体であるHBs抗体を能動的に産生させ、HBV感染を予防する。
2 誤。B型肝炎ウイルスは、血液や体液が主な感染経路であり、性行為も感染経路の1つである。
3 誤。IgM型HBc抗体は、B型急性肝炎の指標であり、感染初期(発症2ヶ月後まで)に上昇する。肝炎の後期に現れるものとして、IgG型HBc抗体がある。
4 誤。一般的に、健常成人のHBVの水平感染は一過性で、慢性肝炎や肝硬変には移行しにくい。
5 正。HBs抗体は、HBs抗原に対する中和抗体であり、HBV感染の既往歴などを確認できる。