正解は 1 スプライソソーム

解説

【生物】
1 正。スプライソソームは、mRNAの前駆体であるヘテロ核RNAからイントロンを除去し、エキソンを連結させるスプライシングに関与する。また、スプライソソームは、核内低分子RNAとタンパク質が結合した核内低分子リボ核タンパク質(snRNP)を構成成分とする巨大な複合体である。
2 誤。ヌクレオソームは、クロマチンの基本構成単位であり、H2A、H2B、H3、H4の各二分子ずつからなるヒストン八量体にDNAが巻きついたヌクレオソームコアとリンカーDNAに結合するH1から構成される。
3 誤。オートファゴソームは、オートファジー(自食作用)に関与する。オートファゴソームは、リソソームと融合することで、オートリソソームとなり、細胞内で不要となった細胞質成分や細胞内小器官を分解する。
4 誤。プロテアソームは、ATP依存的にユビキチン化されたタンパク質を選択的に分解する酵素複合体である。プロテアソームの中心部は、複数のタンパク質の分解を触媒するプロテアーゼ活性を有する。
5 誤。リソソームは、多数の加水分解酵素を含み、オートリソソームの形成を介したオートファジーとよばれる細胞内成分の分解に関わる。