正解は 4、5

 

【薬剤】
 ジゴキシンを経口投与した際、投与したジゴキシンが腸内細菌で不活化される場合がある。したがって、抗生物質の使用によりこれが抑制され血中濃度が上昇する。なお、この抗生物質の腸内細菌叢への影響は数ヶ月に及ぶこともある。
 また、マクロライド系抗生物質ではジゴキシンのP-糖タンパク質による尿細管分泌を阻害することがある。
 以上のことから、ジゴキシンとマクロライド系抗生物質の併用により血中ジゴキシン濃度が約2倍に上昇したものと推定される。