【実務】
1 正。胃洗浄は、胃内に残留する中毒原因物質を胃管により回収する手段であり、飲んでから時間が経過するほど効果が下がるため、基本的には1時間以内に実施することが望ましい。
2 正。活性炭は、多くの物質と結合する吸着剤であり、それ自身は消化管から体内に吸収されないため、服用した中毒原因物質の吸収を減少させる。
3 誤。経口的に摂取した中毒原因物質は、数時間は胃内にとどまっている可能性が高く、催吐を行う。催吐方法としては、指で咽頭を刺激する機械的な物理的刺激法が一般的である。水又は牛乳をコップ1杯程度飲ませてから吐かせるのも有効である。制吐剤は投与しない。
4 正。輸液投与は、尿量を増加させ中毒原因物質の排泄を促進する。
5 正。利尿剤投与は、尿量を増加させ中毒原因物質の排泄を促進する。
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