正解は 2、3

解説

【薬理】
 メピバカインは、アミド型の局所麻酔薬であり、非イオン型(分子型)で知覚神経の細胞膜を透過し、陽イオン型に変換された後に知覚神経の軸索の内側から電位依存性Naチャネルを遮断することにより、局所麻酔作用を示す。また、一般的に局所麻酔薬は、太い神経線維より細い神経線維に対する興奮伝導抑制作用が強く、炎症巣などの酸性部位では、細胞外に局所麻酔薬のイオン型が増加し、細胞膜を通過できないため、作用は減少する。なお、メピバカインは、粘膜からの浸透性が低いため、表面麻酔では用いられない。