正解は 2 消化管内における難溶性キレートの形成

【薬剤】
 スクラルファート水和物(ショ糖硫酸エステルアルミニウム塩)は、胃潰瘍、十二指腸潰瘍治療薬である。
 シプロフロキサシンと同時に服用することにより、アルミニウムイオンとシプロフロキサシンが不溶性のキレートを形成し、シプロフロキサシンの消化管からの吸収が遅延又は阻害される。この相互作用は、スクラルファートをシプロフロキサシン服用後2時間以上間隔をあけて服用することにより、弱まるとの報告がある。