【薬剤】
1 誤。アの操作は、滅菌であり、耐熱性のあるガラス等では一般に乾熱滅菌法が用いられる。なお、高圧蒸気法(湿熱滅菌法)は、アンプルやバイアルに薬物溶液を充填した最終製品やゴム栓などに用いられる。
2 正。イの操作も、滅菌であり、製剤を容器に充填した後に滅菌する最終滅菌法である。最終滅菌法は、滅菌後の微生物の死滅を定量的に測定又は推測し、通例、適切な滅菌指標体を用いるなどして、10-6以下の無菌性保証水準を担保する条件で行う。
3 誤。エンドトキシン試験法に適合するものは、注射剤及び添付された溶解液(皮内、皮下及び筋肉内投与のみに用いるものを除く)などであり、容器は対象外である。
4 誤。本剤は静注用のため、溶剤Bはエンドトキシン試験法に適合しなければならない。
5 誤。アンプル、プラスチックバッグなどの単回投与容器又は分割投与容器で提供される注射剤は、通常、表示量を投与するのに十分な量の注射液で充填されており、その過量は製品特性に応じて決まる。
〇