【衛生】
我が国では、1971年(昭和46年)のDDT、BHC等の有機塩素系殺虫剤の使用禁止に伴い、アタマジラミに使用可能な薬剤が一時期なくなり、学童や園児に集団発生が見られるようになった。しかし1982年(昭和57年)にピレスロイド系殺虫剤がアタマジラミ駆除薬として発売されてから、罹患者数は減少した。1990年代からは再びアタマジラミ症発生件数は増加傾向を示している。
1 誤。有機塩素系殺虫剤のDDTの構造である。
2 誤。カルバメート系殺虫剤のカルバリルの構造である。
3 誤。ネオニコチノイド系殺虫剤のイミダクロプリドの構造である。
4 正。ピレスロイド系殺虫剤のフェノトリンの構造であり、シラミ駆除医薬品であるスミスリンLシャンプーの成分である。
5 誤。有機リン系殺虫剤のパラチオンの構造である。
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