【衛生】
1 正。乾燥させた大麻の葉は、一般にマリファナとよばれている。他には、大麻草をカンナビス、乾燥樹脂をハッシシとよぶこともある。
2 正。大麻の向精神作用の本体は、テトラヒドロカンナビノール(THC)である。幻覚作用や記憶への影響があるとされている。
3 誤。THCは、非常に代謝されやすいため、尿中に未変化体がほとんど検出されない。主に尿中から検出されるのは、THC-11-カルボン酸体及びその抱合体である。また、乱用薬物のうち、尿中の未変化体を検出対象としているのは、MDMAや覚せい剤である。
4 正。大麻などの乱用薬物の使用の有無を確認するために、抗原抗体反応を利用した金コロイド粒子免疫法(トライエージDOA)がある。検体に尿を用いて、複数の乱用薬物や毒薬物のスクリーニングが可能である。
5 正。大麻成分の分析には、ガスクロマトグラフ法や高速液体クロマトグラフ法が用いられる。
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