正解は 1、5

解説

【物理】
1 正。血中グルコースの測定には、電極を用いた電極型グルコースセンサーや、吸光度の変化を測定する方法などがある。電極型グルコースセンサーは、白金、金、炭素材料を用いた電極表面にグルコースオキシダーゼを固定化し、電極表面上のグルコースオキシダーゼによって血液中のグルコースがグルコノラクトンへと酸化される際に発生したH2O2が電極上で酸化されることで電流が発生し、電流の値を測定することでグルコースの濃度を求めることができる。また、グルコースの測定に、グルコースデヒドロゲナーゼを用いた方法もある。
2 誤。血中グルコースを電極法で測定する場合、電極は白金、金、炭素材料などを用いる。
3 誤。一般に、屈折率を利用した糖度計は果実などの糖分測定に用い、血糖測定には用いない。
4 誤。エチジウムブロマイドは、インターカレーションにより核酸の塩基間の中に入り込む。また、本試薬は蛍光を発する性質があるため、紫外線による蛍光強度を測定することにより核酸の定量に応用されている。エチジウムブロマイドは、グルコースを定量する試薬ではない。
5 正。血中のグルコースを測定する際に、グルコースをヘキソキナーゼ、グルコースデヒドロゲナーゼ及びNADP+などと反応させ、生じたNADPHに基づく波長340 nmにおける吸光度の増加を測定し、グルコース量を求める方法がある。