【実務】
1 正。アルテプラーゼは、遺伝子組換え型の組織プラスミノーゲン活性化因子(t-PA)製剤であり、生物由来製品※に分類される。
2 誤。アルテプラーゼは、血栓選択性の高い血栓溶解作用を示し、発症後6時間以内の急性心筋梗塞における冠動脈血栓の溶解目的で用いられる。なお、虚血性脳血管障害急性期に伴う機能障害の改善に用いる場合は、発症後4.5時間以内に用いる。
3 誤。アルテプラーゼは、重要な基本的注意として、静脈内投与により使用することとされている。
4 誤。アルテプラーゼは、血栓溶解作用を示すため、血液凝固阻止作用を有する薬剤との併用により、出血傾向が増強されることがあるため、併用注意である。本剤投与後24時間以内は、これら薬剤を投与しないことが望ましい。
5 正。アルテプラーゼは、出血傾向の副作用を有するため、大手術後、日の浅い患者(14日以内)への投与は禁忌である。
※生物由来製品とは、主に動物に由来する原料又は材料を用いた製品であり、遺伝子組換え製剤や血液製剤、ワクチンなどが含まれる。
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