【実務】
１　不適切。タクロリムス軟膏を傷やただれている部分に使用する場合、傷口からの吸収が高まることで、血中濃度が高くなり、腎障害等の副作用が発現する可能性がある。そのため、あらかじめ傷口の処置を行い、傷やただれの改善を確認した後に、本剤の使用を開始する。
２　適切。本剤は、副腎皮質ステロイド性薬であり、自己判断で中止すると再燃する可能性があるため、自己判断で中止しないように指導する。
３　適切。本剤は、薬効に角質水分保持増強作用があり、皮膚に対する保湿効果を示す。
４　適切。本剤は添付文書上の適用上の注意として、潰瘍、びらん面への直接塗擦又は塗布を避けることと記載されている。また、血液凝固抑制作用を有し、患者の疾患等により出血を助長するおそれがある。
５　適切。フェキソフェナジン塩酸塩は、脳内移行性が低いため鎮静作用が低く、眠気を起こしにくい。また、抗ヒスタミン薬の中でインペアードパフォーマンスに影響を与えにくい医薬品に分類される。

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