【実務】
1 誤。ニカルジピン塩酸塩注射液とフロセミド注射液を混合するとpH変化により白濁を起こすことが確認されているため、混合せず別々に投与する必要がある。
2 誤。高血圧性緊急症の患者にニカルジピン塩酸塩注射液は点滴静注で用いられる。また、手術時の異常高血圧の救急処置で急速に血圧を下げる必要がある場合には、本剤をそのまま体重1
kgあたりニカルジピン塩酸塩として10 - 30μgを静脈内投与することがある。
3 正。両剤ともに生理食塩液及びブドウ糖注射液での希釈が可能である。点滴静注する場合、配合する輸液によってはpH変化により両剤が析出することがあるので、十分注意する必要がある。
4 正。フロセミドの利尿効果は急激に現れることがあるので、電解質失調、脱水に十分注意し、少量から投与を開始して、徐々に増量する。連用する場合、電解質失調が現れることがあるので定期的に検査を行う必要がある。
〇