正解は 3、4

 

解説

【病態】
1 誤。骨粗しょう症は骨密度の低下と骨質の劣化により骨強度が低下する疾患である。類骨が増加する疾患は、骨基質において石灰化障害の起こる骨軟化症である。
2 誤。骨代謝マーカーには骨形成マーカーと骨吸収マーカーがある。その中でも骨形成マーカーにはP1NP(I型プロコラーゲン-N-プロペプチド)や血清BAP(骨型アルカリホスファターゼ)がある。
3 正。運動療法により運動刺激(力学的負荷)を加えると、骨密度の維持・上昇が見られる。
4 正。食事療法として骨の構成成分であるカルシウムや腸管からのカルシウムの吸収に関与しているビタミンD、骨形成を促進するビタミンKの摂取が推奨される。
5 誤。デノスマブの重大な副作用に低カルシウム血症があり、血清補正カルシウム値が高値でない限り、毎日、カルシウム及びビタミンDの補充のもとに本剤を投与する。