【薬剤】
1 正。局方の製剤包装通則は、製剤包装の原則と包装適格性からなっている。包装適格性には、製剤の保護(protection)、製剤と包装の適合性(compatibility)、包装に用いる資材の安全性(safety)及び投与時の付加的な機能(performance)の要素が含まれる。
2 誤。日本薬局方において気密容器(固形又は液状の異物が侵入せず、内容医薬品の損失、風解、潮解又は蒸発を防ぐことができる容器)の規定がある場合、密封容器(気体が侵入しない容器)を用いることができるが、密閉容器(固形の異物が混入することを防ぎ、内容医薬品の損失を防ぐことができる容器)を使用して保存することはできない。
3 正。押出しチューブは軟膏剤等に用いられる容器であり、材質にアルミニウムなどの金属やプラスチックがある。チューブは気密性に優れ、必要量を取り出しやすい特徴がある。
4 誤。注射剤に用いるプラスチック製医薬品容器(充填済みシリンジ、プラスチックボトル、プラスチックバッグなど)は、微生物が混入しない気密容器に分類される。
5 誤。記述はPTP(Press Through Packaging)包装についての内容である。SP(Strip
Packaging)包装は、アルミニウム箔あるいはセロファンに低密度ポリエチレンなどの高分子フィルムを重ね合わせたラミネートフィルムでつくられる。