20230605_【薬理】58歳男性。糖尿病

【薬理】58歳男性。糖尿病の診断を受け近医で薬物療法を継続していたが、定期的に受診せず、アドヒアランスも良好ではなかった。今回、吐き気、食欲不振、呼吸困難を訴え受診したところ、重症の尿毒症のため入院となった。血液検査の結果は以下のとおりであった。
検査値:体表面積未補正eGFR 14.6 mL/min、HbA1c 7.7%(NGSP値)、
    ALT 14 IU/L、AST 22 IU/L
お薬手帳を確認したところ、以下の薬剤が処方されていた。尿毒症の治療を開始するとともに、退院に向けて本剤を中止し、代替薬を検討することになった。

(処方)
  メトホルミン塩酸塩錠500 mg   1回1錠(1日2錠)
   1日2回 朝夕食後 14日分

この患者がメトホルミンを処方どおりに服用し続けた場合、起こり得る副作用とその機序の組合せとして、正しいのはどれか。1つ選べ。

解説

薬剤師国試