正解は 3 項目3

【実務】
1 誤。白癬(水虫)の治療に用いる外用薬成分には、ミコナゾール硝酸塩、テルビナフィン塩酸塩、クロトリマゾール、ラノコナゾールなどがある。これらのうち、ミコナゾール硝酸塩はシトクロムP450(CYP3A、CYP2C9)を阻害することでワルファリンの作用を増強することがあるが、塗り薬は皮膚からの吸収はほとんど認められていないため、薬物相互作用の観点からさらに詳しく確認する必要性は低い。
2 誤。市販されている湿布薬の成分は、薬物相互作用の観点からさらに詳しく確認する必要性は低い。
3 正。栄養剤にはワルファリンの作用を増減する可能性のある成分(ビタミンKなど)が含有されている可能性があるため、薬物相互作用の観点から栄養剤の成分をさらに詳しく確認する必要がある。
4 誤。初回質問表に副作用歴が記載されているが、他院で処方されているのは、白癬治療薬のみであり、現在抗生物質を服用している可能性が低いため、さらに詳しく確認する必要性は低い。
5 誤。自動車運転や高所作業に関する質問事項であり、本問における薬物相互作用の観点からさらに詳しく確認する必要性は低い。
6 誤。検査に関する質問事項であり、本問における薬物相互作用の観点からさらに詳しく確認する必要性は低い。