20231221_23歳女性。体重60 kg。てんかん発作
23歳女性。体重60 kg。てんかん発作に対してフェニトイン1日150
mgで治療を開始した。2週間後の受診で、治療開始後もてんかん発作が起こったとの訴えがあった。アドヒアランスは良好であった。血中濃度測定を行ったところ5.0μg/mLであり、医師より薬剤師に増量の目安について相談があった。肝機能、腎機能に異常はなく、フェニトインの血中濃度に影響を及ぼす併用薬はなかった。
本症例でフェニトインの投与設計を行うにあたり、体内からの消失速度はミカエリス・メンテンの式に従い、Km=5.0μg/mLであると仮定した。このとき、血中濃度が定常状態において中毒域(20μg/mL以上)にならない範囲での、1日最大投与量(mg)の推定値に最も近いのはどれか。1つ選べ。
1. 200
2. 225
3. 325
4. 450
5. 650
解説