【衛生】
1 正。特定健康診査は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目してこれらの病気のリスクの有無を検査し、リスクがある方の生活習慣をより望ましいものに変えていくための保健指導を受けることを目的とした健康診査である。
2 誤。特定健康診査は、実施年度において40~74歳となる医療保険の加入者が対象である。
3 誤。特定健康診査は、医療保険者に対して実施を義務づけており、個人に受診・利用を義務づけたものではない。受けない場合は、自身の生活習慣を見直す機会を逃してしまうことになるので、なるべく積極的な受診・利用を推奨している。
4 正。特定健康診査の結果から、生活習慣病の発症リスクが高い方に対して、医師や保健師や管理栄養士等が対象者1人ひとりの身体状況に合わせた生活習慣を見直すためのサポートを行う。特定保健指導には、リスクの程度に応じて、動機づけ支援と積極的支援がある(よりリスクが高い方が積極的支援となる)。
5 誤。特定健康診査に関わる個人情報に対して、医療保険者は個人情報保護法に従い健診・保健指導の結果データを厳重に管理することが義務づけられており、漏洩被害があった場合等は、法律で罰則が定められている。