【病態】
1 誤。脱力発作は全般発作の1つで、突然の脱力をきたす発作であり、瞬間的な意識障害を認める。
2 正。単純部分発作は、発作の焦点が脳の一部に限局しているもののうち、意識障害を伴わない発作である。
3 誤。欠神発作は全般発作の1つで、突然の意識消失による行動停止を示し、発作は数秒から十数秒間持続する。
4 誤。複雑部分発作は、発作の焦点が脳の一部に限局しているもののうち、意識障害を伴う発作である。発作時には、自動症(口をもぐもぐする、舌なめずりをするなど)を生じる。
5 誤。強直間代発作は全般発作の1つで、継続的に筋が収縮する強直性痙れんに続いて筋収縮と弛緩を交互に繰り返す間代性痙れんが起こる。痙れん発作時には意識障害を伴う場合が多い。