第30回透析保険審査委員懇談会(2025.09.13)報告

 

第 29 回透析保険審査委員懇談会(2024.09.07)報告が
2025.04 発行の透析医会誌 40 巻 1 号 に掲載されている

第 30 回透析保険審査委員懇談会(2025.09.13)報告は
2026.04 発行の透析医会誌 41 巻 1 号 に掲載されると思う

■シャントエコーについて
┣シャントエコー ドップラー すべて認めるが,頻度についてはディスカッションがない
┃┣シャントエコーの頻度について(QuickSearch)   
┃┣シャントエコーの頻度について(DeepSearch)
┃┗シャントエコーの頻度について-保険請求を踏まえて(DeepSearch)
┣造影剤の請求がなければ,エコー下PTAに伴って実施しているのだろうから,一連の物として認めない
┃┗シャントPTAで造影剤の請求がなければ,エコー下だろうから,一連の物としてシャントエコーは認められない,ということでいいですか(QuickSearch)か
┣PTA術前のシャントエコー
┃PTA術前のシャントエコーは認めるところが多い
┃PTA術後のシャントエコーは認めないところが多い
┃翌日以降は認めるところが多い(60%くらい)
┃明確に線引きできないですね,継続審査
┃┣シャントエコーはPTA術前術後で保険で認められますか(DeepSearch)
┃┗シャントエコーはPTA術前術後で保険で認められますか(GPT-5)

■β2MGについて
┣保存期気・透析 とも 三か月毎が多い
┣透析前後は?5年以上でコメントあれば認めるところ多い.アミロイドーシスを想定している

■α1MG
┣「認めない」 / 「3~6か月毎に認める」 半々くらい

■肝炎ウィルス
┣「HBs抗体HBc抗体 導入時転入時認める」 / 「6~12か月毎認める」 半々くらい


■月1回を超える透析前後の検査(42分くらい)
┣「認めない」 30 % / 「詳記があれば 2 回まで」というところもあり

■下肢末梢動脈疾患におけるABI 検査、皮膚還流圧-SPP(Skin Perfusion Pressure) 検査
┃本年、国保連合会の統一基準でABI 検査は6 ヶ月に1 回と決定された.6か月に1回が多いようだ
┃SPP検査月2回 意見が割れた.月2回(両側とかね2か所とか)は認めることになっている

■サムスカ
┣PD/HDとも認める人が多い
┃3.尿量、透析による除水で治療困難な心不全、BNP 高値など が多い
┃統一基準はPDは通す.HDは状況次第


■バスキュラーアクセス関連
┃ステントは静脈側のみ.そのうえで認めるかどうか--詳記があれは認める人多い
┃鎖骨下静脈にステント認める人多い
┃動脈はいまのところ認められていない